従業員の働きやすさを大切に、誠実なタクシー会社を目指す
代表 笠 美紀子
短大を卒業後、専業主婦を経て家族が経営する玄海タクシーの経理を担当。2016年に代表に就任。地域の足として気軽に利用できるタクシー会社を目指し、経営に取り組んでいる。
誠実なタクシー会社を目指し、お客様に寄り添ったサービスを提供
私は経理などを担当していましたが、2016年に代表に就任し、「地域のみなさまの足」を目指し会社経営に取り組んでいます。
福岡市内でも大手のタクシー無線グループである福交グループに所属し、主に博多・天神エリアや会社の所在地である姪浜エリア周辺などで運行しています。
玄海タクシーが大切にしているのは、誠実なタクシー会社であることです。お客様が希望するコースをできるだけ守り安全に走行する、ご要望に応じるのが難しい場合はきちんと説明してお断りするといった基本を徹底しています。また、これから高齢化が進み、免許を返納された方からの病院や自宅へお送りするご依頼が増えると思うので、より親切な対応をしていきたいと考えています。
2023年に近隣で大きなスポーツ大会があり、タクシーに乗れずに困っているお客様からご依頼がありました。なんとかやりくりして弊社のタクシーを配車し、無事予定の列車に間に合うよう駅に到着でき、お客様からお礼状をいただきました。担当ドライバーも代表である私も非常に嬉しく、これからもお客様の役に立ちたいという思いがいっそう強くなりました。
従業員の半数が勤続10年超。「働きやすい」という言葉が嬉しい
経営をしていて一番嬉しいのは、従業員からの「働きやすい」という声です。現在、弊社では40名以上の従業員が働いています。その約半数が10年以上勤めてくれており、彼らの玄海タクシーへの思いを聞くと経営をしていて良かったと感じます。
また、タクシードライバーにとって売上は非常に重要なので、成果を出すための仕組みづくりにも注力中です。AIを活用して配車するアプリを導入し、多くのご依頼をいただける体制を整備しています。さらに多くの法人のお客様が契約するタクシーチケットを導入しており、安定した売上が期待できます。
働きやすい環境づくりのために心がけているのは、従業員とコミュニケーションを取る機会を設けることです。具体的には、従業員の代表と毎月話し合いをして、困っていることや希望などを出してもらい、改善のヒントにしています。実際に現場に出ているドライバーの話を聞けるのはすごく助かっていますね。
また、野菜不足を解消するために社内で豚汁を食べる会を開催するなどの取り組みをしています。従業員同士も仲が良く、悩み事を相談し合ったり、釣りやゴルフに一緒に出かけたりしています。
ドライバーを積極的に採用し、より多くのお客様に貢献したい
今後の目標は、ドライバーを増やすことです。現状ではご依頼をいただいても人手が足りず、お断りせざるを得ない場合もあります。ドライバーが増えれば、より多くのお客様にサービスを提供できます。また、多くのドライバーが稼働することで会社の業績が伸び、社員の待遇をさらに向上できると考えております。
接客や観光コースの案内など各種研修にも力を入れ、より満足度の高いサービスを提供できるドライバーを育成する予定です。
未経験でもやりがいと一生もののスキルが手に入る
タクシードライバーは、お客様から「ありがとう」の言葉をたくさんもらえる仕事です。他業種からドライバーに挑戦するのは大変なイメージがあるとは思いますが、二種免許を取得して経験を積めば、難しい仕事ではありません。タクシードライバーのニーズは高く、一生もののスキルになります。
現在、将来の夢として個人タクシーを目標にしているドライバーも居ます。
弊社ではフルタイム勤務の正社員はもちろん、1日5～6時間、一週間で3日間など勤務時間・日数を限定して働けるパート社員も募集しているため、子育て中の方などプライベートを大切にしている方も働きやすい環境です。未経験入社でも、自分なりに工夫して業務に取り組んでいる方は、着実に売上を伸ばしています。また、アプリ配車の導入により、タクシードライバーの仕事方法が劇的に変わりました。以前は、ベテランの経験値によるところが大きかったですが、アプリ配車の取り組みにより、他業種からの未経験ドライバーでもかなり売上を伸ばしています。
私や先輩社員たちがサポートしますので、ぜひ気軽にチャレンジしてください。
